Neetel Inside 文芸新都
表紙

脳内麻薬が氾濫したら・・・
まどろみ

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 目が覚めると(意識が戻った?)横たわった私の周囲に複数の人たちの気配があった。
多分、看護師たち・・・そう思う理由は、気が付くと右腕に注射針が刺さっていたからだ。
目ははっきり開けられなかったが、話し声と押さえられている感じだと5〜6人の人が私を取り囲んでいたんじゃないかと。
薬液注入が終わると(採血かもしれないが)畳の上で仰向けになっていることに気付いた。
2日とも部屋の一番奥で寝たが、廊下に近い位置に歪んだ向きで、布団ではなく直接畳の上に横たわっている状態だった。
就寝から目覚めたワケではなさそうだ。
まだはっきり目覚めないうちにまた意識が遠のいていく・・・・・・なんとも具合が悪くてしょうがない。
・・・死ぬんだ・・・・殺処分だと思ったーーーーーーーーー

       

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Neetsha