Neetel Inside 文芸新都
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 ある日、車関連の支払いの為に何十万円かをおろしてきておくように旦那に頼まれた。
この時、銀行にも息子がついてきた。
「息子です」・・「息子です!」・・・・・「息子です♪」
と、訊かれてもいないのに受付の人に紹介した。何度も何度も…
すでに成人していた息子が、私の傍らに連れだって銀行に行くことはとても久しぶりで、楽しくなってしまったんだと思う。
この時の銀行員の反応は憶えていないが…  
この後、「お確かめ下さい」と、引き出した現金が出てきたのでその一万円札を数えていると、ミョ〜に可笑しくなってきてしまって、数えられなくなるほどゲラゲラ笑った。
コレには銀行員もつられ笑いしながら「大丈夫ですか〜?」と言ってきた。
息子だけは笑っていなかったが・・・。

街で一人で爆笑し出すのを人に見られたら 恥ずかしいからついてきてたんだろうなー・・・と思う。

そうは言っても、私の外出のたびに家族の誰かがついてこられるわけでもなく・・・。

       

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Neetsha