Neetel Inside 文芸新都
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脳内麻薬が氾濫したら・・・
精神の崩れ始め

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ーーーーー思えば父が亡くなった時・・・・・

「もう死んじゃってるから …ゆっくりこればいいよ」と、両親と同居していた下の姉の方から電話連絡があった。
父が運び込まれた病院からかけてきていた。
受話器を置いた後、数分動けなくなった。
体に力が入らない・・・この時から呼吸もしづらくなっていた。

 病院に着くと姉たちに会えた。姉がたくさん泣いた後のような顔をしていて、私も一気に涙が溢れ出てきた。
まだ処置が終わっておらず、亡くなってはいるが遺体の損傷部位を縫合している最中だと言う。
 結局、死亡が確認されてから見せてもらえるまでに5時間かかった。
処置室で顔を確認するとまた更に涙が溢れかえった。
「そんなに苦しまなかったけど、ちょっと痛かったかな」上の姉が泣きながらそう言った。
ほとんど即死の事故だったらしい。

       

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