Neetel Inside 文芸新都
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雌犬クエスト
第四話

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村長の家へ案内される。
俺は玄関に上がると、「寝る。起こすな。」と言い残し寝室へと向かった。
4畳半ほどの小さな部屋で布団も固いが、草の上で寝るよりはマシだ。

スライムの森での苦難を思い起こすと強烈な眠気が襲ってきた。
今日は寝るとしよう。
とんずらにも備えなければならない。

そういえば風呂に入っていない事を思い出すが、もう瞼は言う事を聞かない。

浅い眠りに就いた頭の中に女の声が響く。
「私はルピス・・・。選ばれし者ジョン・スミスよ・・・。魔王を倒せるのは貴方だけ・・・。まずは暗黒都市ラードムドへと向かうのです・・・。」

うるさい。俺は眠いんだ。
念仏を唱えるとその声は収まった。



続く

       

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