Neetel Inside 文芸新都
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「気分はどうだい?」
ノウ。ノウだ! ノウ! のう! のう! のう! のう!!!!
「う、ゅ、ゆゆゆゆゆゆゆひひひひひひひひいひひおいいいいいいいいいいいアアアアアアアアアアアアキゥイアウアウアウウウュウイイイイイイイフフフヒヒヒ!!!!!!!!!」がじ。がじ。がじ。がじ。がじ。がじ。つめ、つめを、つつつうつつつつううめおお、ガン、ガン、ガン、ガン、ガンうちょ、う。
「ハルキ、しっかりしてくれよ」
ちゃーりーがちゃーりー? ちゃーりー、あいたかった。
「ハルキ。三日ぶりだね。僕のことを待っててくれてうれしいよ」
「そぉんんあころぉないよぉぼくぅはあぁ……、ぅ。となり、ドンドンドンドンドン、ドン、ぅ、ごじ、ギュ、ゴギュ、ギュ」ちゃーりーはぼくのてをにぎるいたいよいたいのでもいたくないかもしれないの。
「隣は、今、誰もいないだろう?」
「あーーーーー、ぁいうだったぁー?」
くびがまわる。ぐりゅんりゅんりゅん、あはは、あはははは、ぅ、ウウウ、オモシロ、ゥハハハハ。
「う」
ハァハァハァハァハァハァーーーーーーー、ア、あ。ああ。だめだ、あたまがあたまあがたがまがうひをひかべをなぐれぶば。

「壁を開けたら、ダメだ」

「なるで?」
「そんなことも分からないのか?」
「うゆ」
「はは」
ちゃーりーはわらった。ぼくもわらった。わはははは。は、は。あ。あーあ。……あーああーーーあああああ。あ……あーあ…。
「おやすみ、ハルキ」
「ぅ」

 目を覚ますとまた夜になっていた。が、ごめんなさい、この窓を割ろうとしたのは自分です。まだ割っていません。どうか許してくれませんか。ごめんなさい、ごめんなさい、自分はあのことはナカヨくなんてしていません。あの子はダメナコなのです。自分は近寄ってすらいません。ごめんなさい、怒らないでください。自分はダメナコではありません、ごめんなさい、ダメナコではありません、ダメナコではダメナコでは、いたい、いたいです、ごめんなさい、このてんをとったのはじぶんです、ごめんなさい、おこらないでください、いたい、ごめんなさい、いたいだなんていいません、ごめんなさい、じぶんはだめなこではありません、このてんをとったのはとなりのせきのだめなこのせいなのです。ぼくは、じぶん、あぁあああぁぁぁあぁあ、ちがうのです、これは、窓を割ったのはこいつのせいです。僕は何も悪くありません。だから失望なんてものしないでください。僕はだめなこだなんてものではありません。怒らないでください、ごめんなさい、ごめんなさい、だってぼくは、おこられたくなかった、もっと点がよかったらだってだって、う、ぁ、う…。ぼくはだめなこだなんてもの…ちがいます、はい、はい、いたいです、どうかゆるしてください、あたまはなぐらないでください、のうみそがこわれてしまうでしょう。あぁ、わすれてしまいました、おまえのせいです。おまえをゆるしません。ぼくのきおくをつぶしやばって、こいつこそだめなこではないのでしょうか。ぼくはそうおもいます。ぼくはだめなこではありません、ふふふふ、のうみそがこわれてしまう。ぱりん、と、めのまえではだめなきこが殴られて、どうして僕は笑っているのでしょう。総ては偽造。理想など表面上だけでしょう。駄目な子は僕ではありません。だって僕はママとパパの言う通りの良い子に偉い子に為っているだけなのですから。怒らないでください。僕は決して、はい。はい、やっぱり痛いです。脳みそまで溶けてしまうのでしょう?

       

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