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帰ってきたはまろん
1月19日 はま寿司らん

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 って話だけされてもリアクションに困ると思うので、はま寿司の話をしよう。
 俺ははま寿司が好きだ。はま寿司も間違いなく俺の事が好きだ。
 モバイルクーポンはなんか微妙だし紙クーポンはたまにしかくれないが、きっとツンデレなのだろう。
 なんか昔に比べてシャリが小さくなったよーな気はしなくもないが(かなりね)、それも色んな種類を食べられると前向きに考えられる程度には好きだ。
 
 そもそもなんだけど、俺は高い寿司屋にいいイメージがない。
 幼い頃親に連れていかれた高い(らしい)寿司屋は、寿司が出てくるのがやたら遅かった記憶がある。
 流石に一時間もかかったはずがない……のだが、腹がめちゃくちゃ減ってるガキにとっては体感そのくらい待ったような気さえするのだ。
 しかも、その待つ時間に釣り合うほど美味いか? と言われると別にそこまでもなかった。
 きっとそこの寿司屋が悪かった(もしくは俺の舌に合わなかった)のだろうが。
 それ以降俺は、親に「高い寿司屋よりも回転寿司連れて行けよ……」みたいなオーラを発するようになった。
 親は回転寿司そこまで好きでもない感を出していたので、そこは親子のバトルではあったが。安上がりなガキでいいじゃねぇかよ。

 で、一人暮らししている今。俺は自分の意志で回転寿司に行き放題だ(※先述の通り外食は週一~二が限度だけど)。
 特にお気に入りなのがはま寿司。っていうかそこそこ近所にあるため、はま寿司以外の回転寿司に行ったのがどれだけ前かも覚えていない。
 はま寿司の何が良いかと言うと、【肉寿司やサーモン寿司が豊富】なところだ。
 店に入ったら、まずは炙りトロサーモンチーズを頼む。
 生魚の新鮮さを酢飯と共に舌で味わってもらう、と言う寿司の概念に土を付けるような外道寿司。
 だがこの外道寿司がまたうまい。口の中でチーズの酸味がサーモンに絡み、まろやかで濃厚な味わいが広がり、じっくり堪能する……。
 そのひとときが俺の人生の中でも有数の癒しだ。安っちい人間である。
 そして牛カルビ寿司、生ハム寿司、ツナサラダ寿司、合鴨オニオン、ローストビーフガーリックソース山わさび。豚塩カルビマヨ。
 チーズハンバーグにとろびんちょうレアステーキ。いか天ガーリックマヨなんかもうまい。
 カリカリポテトにデザートはミルクレープか大学いも、わらびもちあたりから一つだ。
 まぁそんな感じでいろいろ食べて1400~2000円、と言ったところだな。
 いやぁ満足。

「……生魚食ってなくない?」って言われたら、まぁはい。食べてないですほとんど。醤油基本使わない。
 はま寿司って、生魚の寿司食いに行くとこじゃないと思うんだよね、俺。
 外道寿司、外道寿司、外道寿司。揚げ物にデザート。食べるのはそれだけでいい。
 気軽に生魚食べたくなったらスーパーのパック寿司の方が安上りだし。

 ちょっと話がズレるんだけど、俺焼き肉屋に疑問と言うか一つ不満があるんだよね。
【焼き肉屋って、なんで店員が肉焼かないの?】って。しゃぶしゃぶとかもそうだけど。
 いやだってさ、飯屋って材料を提供するとこじゃないじゃん? 料理を提供するところじゃん?
 まぁこれは俺が肉を焼くこと自体に愉しみを覚えないタイプだからってのもあると思うんだけど。
 誰かがひたすら焼いて取ってくれるならいいんだけど、焼いて取って食べている間に取らないと焦げちゃう、みたいになるのクソじゃね? と思うんですね。一人焼き肉前提。
 ステーキ屋行ったら店員が焼いてくれないとダメじゃないですか。あんな感じで焼き肉も焼いたのを出して欲しいんですよね僕は。

 って非難を受けそうな持論を持っている俺にとって、【色んな種類の肉料理を完成状態で手早く出してくれる】はま寿司は神のような存在なんですよね。
 ハンバーグだって、それ単品で食べに行くほどじゃないなーって感覚なんだよね。いい感じのサイズで提供してくれる。ゴッド。
 俺にとってはま寿司は「寿司を食べに行くところ」ではなく、「バリエーション豊かな焼き肉やハンバーグと炙りサーモン食べに行くところ」なんだなって。
 舌がね、おこちゃまなんですわ。貧乏舌とも言うか。

 で、書いてて思ったんだけど。
 たまにはちょい高めの寿司食べたいね。宅配寿司。
 寿司屋は……自腹だと色んな意味で行く気になんねぇなぁ。
 ウニは嫌いなので誰かにあげます。

       

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