Neetel Inside 文芸新都
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君のザーメンが飲みたい
第一巻:の・ぞ・き・み

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第一巻:の・ぞ・き・み

ある夏休みの一日だった――—――。
夢条マサルは‘ある光景’を目の当たりにし、半ズボンの下のブリーフの中で、ぎゅうぎゅうと音を立てんばかりに屹立した性器を鎮めんと、悪戦苦闘している。
小学6年生、11歳の少年はとうにオナニーを覚え、今日も履き込んだ白いパンツは、今朝方の夢精で黄色いしみがついている。
そのブリーフを激しく突き上げたてっぺんは、すでに先走り液が湧き出、ぬるんとした潤滑油代わりになって屹立した亀頭の先端が暴れまわることに…。
性に目覚めた男児が、ここまで興奮する理由。
それは―――――。

図書館地下書庫の鉄扉には、なぜか真鍮製の覗き穴が設けられている。
そのガラスのレンズの先を、目を凝らしてみると…。
ピシ――――ッ!!
「あ、ああ―――ッ!!」
パシ――――ッ!!
「い、いやぁ――ッ!!」
蔵書点検日を迎え閉館し、人気のない地下書庫。
3万冊の蔵書を支えるコンクリート造りの部屋には、鉄製の柱が張り巡らされている。
Yの字型に天井を支える支柱の一つに、その禁断の秘密絵はあった…。

       

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