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恋愛小説集「銀魂vs小島信夫(最終回)」
はじめに

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はじめに

 かつて毎日ちんちんを題材にした小説を書き続けた山下チンイツと申します。別名は泥辺五郎ともいいます。

「ちんちん小説集」
https://neetsha.jp/inside/comic.php?id=25124


 私には現在小学六年生の娘と、小学一年生の息子がいます。
 最近、娘に彼氏ができました。
 息子には、同じクラスで仲の良い女子がいます。近所の公園でもよく一緒に遊んでいます。
 下校時も途中まで一緒に帰ってきます。娘は彼氏と。息子は仲の良い女子と。

 小学生当時、私にとって異性とは、遠く離れた場所にいる存在でした。中学でも高校でもそうでした。
「パパは小学生の時、女子とどんな話をしていたの?」と娘が煽ってくるのです。
「一年生の教室に行ったら、いつもけんちゃん女の子に囲まれてるよ」などと報告してくるのです。
 私にはそのような過去はありません。そのような記憶はありません。恋愛経験の少ない身です。

 仮に二人の子どもが異性と触れ合えているのは今だけだとしても、二人は一生今の楽しい時期を思い出すことができるのです。私には思い出せる思い出がないのです。

 私は気付きました。
「恋愛小説を書けばいいんだ」と。
 恋愛小説や恋愛漫画や恋愛映画は、遠ざけて生きてきました。作品に触れている時、恋愛絡みに話が発展すると、自分には関係のない遠い出来事として見ていました。だから私の書くものに登場する男女は、微妙な恋の駆け引きとか一切なく、会えば抱き合うか、もしくは老齢の夫婦なんて場合もよくあります。

 書いてやるよ、と娘の煽りに半泣きになりながら私は決意しました。
 爽やかな青春やら、キュンキュンする恋愛やら、書いてやるよ。それで記憶を塗り替えてやるよ。楽しかった青春時代があったことにしてやるよ、と。

 実際に娘に読ませるわけではありません。しかし、精一杯、読者をキュンキュンさせるような恋愛小説を書いていこうと思います。「ちんちん小説集」の時のように、毎日更新(47日連続更新で完結)という狂ったスペースでは書きません。この作品集が更新されたら、「あ、この人また娘さんに煽られたんだな」とでも思ってくだされば幸いです。

 では始めましょう。私の考える恋愛小説を。

     

TOP絵、サムネイル、挿絵は全てDALL-E3による生成画像です。

       

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