Neetel Inside 文芸新都
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帰宅した俺は「ただいま」も言わず服を脱ぎそそくさと風呂に入った。
入る直前、洗面所においてある携帯で時刻を確認した。
すでに7時を回っていた。今日はドっと疲れたので、
風呂に入った後パソコンをせず寝る事にした。

あまり年季が入ってないお風呂はまだカビなど生えておらず、
この家の綺麗な部屋(?)の一つである。
その上、一人が体を洗うには充分なスペースである。
浴槽はこの頃はあまり使われておらず、空っぽであった。

さっそくシャワーで身体を温めようと水を出す。
最初は冷水であるが、しだいに温かくなり、温水になった。
俺は立ってシャワーを浴びる派なので、シャワーの先端を上に掛け、
水が落ちてくるのを受けるように浴びた。

シャンプーを3回押し、頭に当てて髪を掻く様に付けた。
目に入るといけないので、目を閉じながらシャンプーを流した。
その間、シャワーが地面に叩き付けられる音を聞きながら、ふと考えた。

(今日は少し考えすぎた・・・・・スレの事・・・・
今日のオフ会の事・・・・合コンの事・・・・疲れた・・が・・・
どうにも解決してないような気がする・・・特にあのスレ・・・
高橋が言ってた通りスレまとめに出るようなことはまず、無い。
すでに削除されている上・・直感だが・・何故だろうか・・・・・・
目に触れる事、噂される事さえありえない、不可能な気がしてしまう・・・
謎が多すぎる・・・俺は探偵でもないし、しゃしゃり出たいわけじゃない。
だが・・・・)

長々と心の中で悩んでいるうちに、シャンプーもボディーソープも終わり、
いつの間にか身体を拭き、パジャマを着ていた。

部屋に戻り俺は冷静に考えた。
あのスレの事は忘れたほうがいいか・・・それとも謎を追求した方がいいか。
そして合コン。
予定日は来週の土曜日。かなり時間がある。
その間にできる事を全てやったほうがいいかもしれない。
ともかく・・・もう寝よう。

俺は目をつぶった記憶さえ無く、いつの間にか寝ていた・・・・。







合コンまであと6日。

       

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Neetsha