Neetel Inside 文芸新都
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俺は部屋に戻った。
慣れてしまったのか、扉を閉めて鍵をしめる手際は
泥棒やモノマネ芸人にも出来ない程上達した。
さらに漫画や同人誌のような展開で、

「オナニー中に可愛いオニャノコが目の前に現れ、射精してしまう」

などありえない事を想定し、オナニーの際は
いつでもいいように「射精所」を設けてる。
悪臭の根源の7割はこのイカ臭いニオイの所為だろう。
突っ込みどころ満載だが、あえてしないで頂きたい。

席に座った時にはすでにネットに繋がっていた。
早速お気に入りからVIPへ移動した。さすがのポンコツパソコンでも
時間はそれほどかからなかった。
直リンでは無い為、多少時間はかかったが。

「さて・・・何を検索しようか・・・」

毎日この事で悩んでいる。
相当のスレ数があるにしても、おもしろくないスレ「糞スレ」が
あまりにも多すぎる。
その上、更新速度が速いためリアルタイムで
「良スレ」に巡り合うのは至難の技だ。
釣りスレでも建てて、楽しんでみようかと何度か試みてみた事もあるが、
どれも半分のレスも満たさずに過去ログ行きだった。

自分はこんな時にはまず何かで検索をする。
もし、仮に世間で話題になった「A事件」というのがあるとしよう。
その時には「A事件」「A事件の被告人」「被害者」など、
色々な方向で検索してみる。
大抵はこれで何件かはヒットする。
まぁ内容はあまり期待できない上、住人の偏った意見しか見れない。

何分か、検索して探してみたが、良スレは見つからず、
直接VIPに出向いた。

       

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Neetsha