無口クール

「無口クール、おはよう」
 俺は学校に来ると、いつものように俺の座席の隣の席の彼女に挨拶をする。
「・・・・・・」
 彼女は黙っている。

「無口クール、俺、たまご焼き作ってきたんだ、食べてみなよ。うまいぞ?」
 俺は彼女に卵焼きを差し出す
「・・・・・・」
 彼女は黙っている。

「無口クール、この漫画面白いんだぜ?読んでみろよ」
 俺は彼女に漫画を差し出す
「・・・・・・」
 彼女は黙っている。

 

「無口クール、おまえの机の花の水無くなってきたな。俺が取替えに行ってくるよ」
 俺は教室から退出する。
「・・・・・・」
 彼女はずっとずっと黙り込んでいる。