Neetel Inside 文芸新都
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俺の考えてることを童話にしてみた
私はとある町の小説家

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 私はとある町の小説家。
 私の小説はその町で大人気だ。
 その町の人々は私の小説を読んで、涙を流してくれた。
 うれしいことに、その小説はその町で映画化もされた。
 私は自信を持って、違う街で私の小説を広めようとした。

 私はとある町の小説家。
 私の小説は違う町で大不評だ。
 違う町の人々は私の小説を読んで、こんなのは小説ではないといった。
 表現力が不足している。どこかで読んだような話だ。こんなもので泣くとは、安い涙だな。
 私は違う町の人は教養がないと思って、私はその町に戻った。

       

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Neetsha