Neetel Inside 文芸新都
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俺の考えてることを童話にしてみた
クリスマス

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-クリスマス 序章-

 俺はクリスマスの夜の街中を歩いていた。
 若いカップルなどが道を自分の世界に染め上げている。
 
 俺はカップルが多い中、ベンチに一人で座っている老人を見つけた。
 こげ茶色のスーツを着ている。
 白い髭だらけで口元が見えないし、こげ茶色のシルクハットのせいで目が見えない。
 その弱々しい体をベンチに乗せている。
「少年よ。なぜ、今の世の中にはいい子がいないのだ」
 老人が突然俺にか弱い声を投げかける。
 あまりの弱々しい声に俺はあまり驚かなかった。
 俺は言葉のキャッチボールに参戦しようと思った。
 優しそうな顔をしている老人だ。頭が逝ってたとしても危なくはないだろう。
「いい子はたくさんいますよ?」
「いや、いない」
「どうしてですか?」
「今の世の中いろいろな事件があるだろ? 子供だというのに、ナイフを持って同級生を殺すなど」
「それは一部の子供だけですよ?」
「他の子供にしたってそうだ。荷物を持った老人を助けようとする子供もいない」
「はぁ……」
「少年よ。暇だったら、私が作った童話を聞いていかないか?」
「はい。いいですよ」

 老人はおもむろに"童話"を喋る。

     

-サンタクロース童話 1-

 私はサンタクロォォォォォォォス!!
 クリスマスのキィィィィィィィィィンングゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
 イィィィィィィィィィィィィィィヤホオオオオオオオオオオオオオ!!

 ガタン

 静かにしてください!サンタさん!

 

 隣の家のトナカイさんに怒られたwwwwwwwwwwwwwww
 サーセンwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

     

-サンタクロース童話2-

 僕はサンタさんのプレゼントに"お母さん"と書いた。
 僕の両親は両方とも死んでしまっている。
 クリスマスの朝、奇跡が起こった。
 なんと、袋の中に女性がいた。
 これがお母さんなのか!
 急にドアの開く音がする

 「警察だ!女児誘拐の容疑で逮捕する!」
 「まったく、ひどい奴だ。こんな袋の中に十歳の女の子をいれておくなんて」

 助けてよ、お母さん。僕より背の低いお母さん。
 ヘルプミイイイイイイイイイイイイイイイ!!マアアアアアアアアアアアアアム!!

     

-サンタクロース童話3-

 わしはサンタクロース。
 ホッホッホ。今夜も良い子の家にプレゼントを配達しよう。
 この子の家にはこの人形でもおいていこう。

「警察だ! 巷で、サンタクロースの格好をして、子供がいる家に気味の悪い人形を置いていっているのは貴様だな!」
「違うのぅ。わしはサンタじゃ」
「あなたの本名は山田太郎じゃないのでしょうか?」

 爆発した。

     

-クリスマス 終章-

「私の退屈な話につきあってくれてありがとう。少年よ」
「いえいえ、こちらもいい暇つぶしになりました」

「おじいちゃーん」
 七歳児くらいの男の子がこちら、いや、"おじいちゃん"の方に駆け寄ってくる。
 そして、おじいちゃんにだきついた。
「ま…孫!?久しぶりだ。大きくなったな」
 おじいちゃんと呼ばれた老人はひ弱だが、はっきりと聞こえる声を発した。
「お父さん。なぜだか急にクリスマスイヴから連休が貰えたのでこっちに来ました」
 老人にお父さんといっているのだから、この男性は老人の息子だろう。
 息子は老人に話しかける。
「なぜだ?仕事はとても忙しいから、お盆休みも貰えないと聞いたが?」
「はい。僕もとても不思議なんですよ」
「せっかくの休みなのに、私の元に帰郷することは無いだろう。この馬鹿息子」
 父と子、老人と孫の父の会話。
 俺はその会話を後ろに去っていく。

 本当にこの日は親が自分の愛するいい子である息子にプレゼントを与える日になってしまった。
 俺の活躍する場所がないじゃないか。
 しかし、今日は久々に活躍することができた。
 老人……いえ、あなたの息子は真面目に働いています。いい子ですよ。
 自分の息子くらい、いい子だとほしいと思って、老人にささやかなプレゼントを贈った。
 ハッピークリスマス

       

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