Neetel Inside 文芸新都
表紙

それが僕の生きる道
6way 気持ち×傷

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憂鬱感はMAX状態

もう

学校に行く気もありません

でも

学校に行きます

あんな事があっても

やはり君が好きだから

本気で好きだから

しかし

あなたがくれるメールは

あまりにも稚拙で原始的な会話は

所詮あなたの報告を聞いてるだけの

マリオネット

あなたが恋していること、あの男が好きなこと

何をしたのかを

僕に報告するのだ

3行にもならないその内容は

確実に僕を堕落させるだろう

人間ってのは簡単にこうなってしまう

あなたは楽しそうにメールする

僕は見たくないものを見ている

「やめてくれよ・・・」

この言葉がいえない

あぁ、神よ! 全知能の神よ!いま問う!

「無抵抗は罪か!?」

ただ聞いているだけ、見るだけ

それを拒否するだけで

すべてを見透かされそうで

周りの人に気づかれた時

この世のものとは思えないほどの

「恐怖」

恐怖が僕を待っている

あぁ、ほら見ろ、皆が僕を見て笑っている

そう思ってしまうんだ

「死にたい・・・」

どうも人間っていうのは

心が駄目になったとき

死んでしまいたくなる

体は拒否しているだろう

しかし

心は死にたがっている

心のほうが、実行は早い

しかしまだ死ねない!

ここでくたばるわけにはいかない

「まだいける・・・」

これが口癖になっていた


だが、自分が思っている以上に

周りの人は自分の反応に気付いている

最近めっきり元気がなくなっていること

周りの人にはわかっているのです

心が弱っているとき

人にやさしくされると

つい、感動してしまい

相談したり、いままでのことを言ってしまうのです

ある一人の女子に

言ってしまったのです

今思えば

それは核ミサイルの発射ボタンを押すぐらいの過ちでした

そのあと後悔し

死のうかと思いましたが

怖いもの見たさなのか

皆の前で死んでみせようかと

思うくらいの覚悟で学校に行きました

さぁ、どこからでも来い!

その覚悟は空回りしてしまいました

皆、普通でした

何故?

その二文字しか頭にありませんでした

その女子のもとへ行きました

しかし

彼女の左手首には

生々しい赤い一線

何故?・・・

それしかありませんでした

僕は、その人から愛されていることを

知りませんでした、

(これはあとから聞いた話ですが)

といっても所詮一人

されど一人、僕の漏らした言葉で

一人の心と体に

傷をつけてしまった

汚してしまったのです

あぁ、神よ、

「無抵抗は罪か?」

僕の手の甲の十字傷は白く残っているけれども

それは誓いであり

ただただ、何かに逃げようとしただけではない

それを、彼女もやっていたようです

悪循環

これは、輪廻のようで違うようなものなのです

この中でいまを

生きていく

それが

僕の生きる道

       

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