Neetel Inside 文芸新都
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一眼鏡-HAJIMEGANE-
序章

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一眼鏡-HAJIMEGANE-

富田 一(とみたはじめ)それがあいつの名前
いっつも眼鏡をかけている男子
・・・っていっても中3だし
15歳だけど
顔も普通(いや、むしろキモイか?)
普通の男子のはず・・・。

たまにクラスの男子が眼鏡を取って遊んでいたことがあった。
でもその眼鏡が机においてあっただけだったが
おいてあっただけだった・・・
<カタ・・・カタカタ・・>
(あれ?・・・眼鏡が動いている)
<ゴシゴシ・・・>
やっぱ気のせいか?
って事が今までに4、5回はあった
誰にも言えない・・・って言うか言ったらただのおかしな人になっちまうからな
でもあの眼鏡野郎が気になる
正確には眼鏡が

俺は河内 優雅(かわち ゆうが)
顔も普通だし体型も普通
普通の男子・・・だよな?なんで変なコトがおきるんだよ
寝不足か?きっとそうだな
この頃寝るの1時過ぎだからな
早速今からの国語の時間は寝るかどうせセンモチ(千田 餅子)だし
ぐぅ~・・・。

「オーイ。おきろよ優雅ぁ~次、理科だぞぉい」
ん?
「起きないな。優雅ちゃ~んゴハンの時間ですよ~」
「もう国語終わったのか。ふゎ~」
「優雅ちゃ~ん、お目覚めのチュー・・・」
<ゴスッ>
俺の拳がデコにヒットした。
「痛ってぇ~、ジョークじゃん」
こいつは幼稚園からのくされ縁の高木 稜(たかき りょう)
こいつ顔はいいし、スポーツ万能で野球部で4番だからモテるんだよな
チクショウ。
「俺、教科書忘れちまった貸して~」
「アホか、俺のなくなるじゃネェか」
全く。お馬鹿キャラのくせなんでモテるんだよ
~移動教室なので移動~
「いや~いまだに受験生ってカンジしないよね~」
クラスの女子の話
「だよな~俺もそう思うよ」に
「速ッ!」
横にいたはずの稜がいつの間にか女子の横に・・・
瞬間移動でも持ってんのかアイツは
女子も普通に話してるし
この時間も睡眠不足をどうにかするか
ってコトで
ぐぅ~・・・

        1話―完―

     

いつも笑わせ合いをしてる
まず何人かの中から1人が出て
そいつがほかの人が笑わす
笑った人はほかの人を笑わす
を繰り返してくお笑いゲーム
「一の番にならネェじゃん。つまんねぇだろ」
「ほんとだよなつーかお前笑わないんだったらこのクラス出てけ~!」
稜と牧瀬 翔太(まきせ しょうた)の口撃
この集中砲火結構効くんじゃないか?
「酷ッ!なにそのお笑いゲーム意外に必要ないみたいな存在」
もちろん一の鎮火
「一のネタまだ5回しか見てない」
『そーだそーだ』
ここらへんは俺と稜と翔太がワザとっぽくはもらせる
「だから次は一な~」
「お、それいいね」
掃除の時間だが担当の先生がいないのでひたすら遊んでる
注意する奴もいなければ真面目に掃除してる奴もいない
みんな適当に掃除道具を持ってある程度やってるぐらいだ
「なんでミーなんだYO?YOUたちのネタがつまんナ~イだけデ~ス」
「ふざけんな。キモメガネ。遊○王のペガサスみたいな言い方すんな」
「お前くさい」
「お前牛乳のくさった臭いすんだよ」
一のふざけた言葉への口撃
翔太と俺と稜のトリプル連チャン口撃
「ヒドイヤ。ヒドイヤ。・・・キムジョンイルって結構尽くすタイプらしいよ・・・」
『ブッww』
「はい笑った~ネタ終了」
「え?今のネタ?」
「ヒキョウだろ」
「笑うほうが悪い」
<ペシッ>
「・・・お前をそんな風に育てた覚えはありません!」
翔太が一の頬を軽く叩きしょもないギャグを決めた
「ブッwwハハハハハ」
笑ってしまったのは自分だった
稜も一もどこに笑う要素があるのか困っている様子
「優雅どこに笑うとこがあんだよ」
「わりーわりーなんでだろうな?」
<キンコーンカーンコーン>
アホなことをやってるうちに掃除が終わってしまった
「あ、やべまだ職員室行ってネェ。ちょっと職員室行って来るわ」
「あ、キタネェ優雅お前の番だぞ」
「ワリー行って来るわ」
まぁ呼び出しを受けたのを思い出したのでそれを理由に立ち去る
軽く走りながら職員室に行く
ウチの中学は1クラス30~34人ぐらいの1学年8組
計32組
1年は2階、2年は3階、3年は4階
職員室は1階にあるので3年の俺らは職員室に行くのはメンドくさいが
こういうお笑いゲームをしてる時は自分はやりたくないのでなかなか助かる
ところで先生の用件はなんだろとか思いつつ、職員室につく
全体的に自分の服装を見てある程度服装を直して
「いざッ!」
<ガラガラッ>
「失礼します」
そして担任の先生のトコへ
「先生ご用件はいかなる・・・・?」
「ああ~お前の体操服が体育館裏で拾われたそうだ」
「え?そんだけ?たったそれだけのタメに俺は・・・ウッウッ」
ウッウッらへんで軽い泣きまね
「そんだけだから行っていいぞ」
「イエッサー!」
軽く浮かれながら部屋を出て行く
「失礼しました」

       2話-完-

       

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