No.25/三題噺/lol

「よお太郎」
「やあ次郎」
「どうだ?いい感じの子いたか?」
「ああ。さすがにたくさんいるぜ。めぼしいのはチェック済みだ」
「おお!で?で?いけるかね?」
「当然だろ?夏祭りに来てるんだぜ?火遊びしたい奴とかいっぱいいるに決まってるだろう」
「そうか」
「この熱さだし薄着の奴も多いし。すぐ脱がせそうだな」
「着てる奴いるのか?」
「ぶはっ!そうだな!着てないようなもんだよな」
「で?どれがめぼしいのよ」
「あそこにいるやつとか」
「どれさ?」
「ヤキソバ屋の近くにいるの」
「あれ?……あ~、細いのはパス。他は」
「他なあ……あれとかどうよ」
「どこだよ」
「金魚すくい前らへんの。電話かけてる子の横」
「えー。あれはないわ。キャンキャンやかましいじゃない」
「うえー。まあそんな感じだけど……ってか文句ばっかだな!じゃあお前のタイプ言えよ。それに合わせた奴探すから」
「おお、それはいいな」
「で?どんなんがいいんだ」
「従順で」
「ほう、従順で。まあ正確良いのはいいよな」
「優しそうな目をしてて」
「ほうほう優しそうな目な」
「おとなしくおちついてる子で」
「はー。お前あれか、しとやかお嬢様っぽいのが好きなのか」
「大きくて」
「大きくて……大きくて?なんだそりゃ」
「毛並みが美しい子」
「……え?髪」






「出来ればゴールデンレトリーバー」
「誰が犬の話をしてるんだ」