Neetel Inside 文芸新都
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観覧車に乗った俺は今非常にやばぁい。
なんつーか段々と遠くなっていく地上見つめていて感じましたよ。
人間は地に足がついてないと駄目なんだってね。
「理さん聞いてます?」
「えっあ……ああーごめん。聞いてなかった」
「だと思いましたよ。もう一回いますよ」
ちょと怒った感じに人差し指で俺を指しながらぐいっと顔を迫らせる。
「弟さんといちゃつくのやめてください」
「はぁ? いちゃついてないだろ。一方的だ」
「理さんがきちんと拒絶しないと駄目ですよ! 弟さんの将来が不安です」
ん? 弟の将来ねぇ。はっきり言ってどうでもいいけど何となく弟だったら大丈夫な気がする。底知れぬ不安もついてくるけど。
あと弟がすきなのか聖って。
ああそういえばそんな感じもするな。そうか。これは弟と仲良くするための相談か。
大歓迎だ。弟が一人ではないけど自立してくれるのは嬉しい。
「ああわかった」
「本当ですか? まぁいいです。その、えぇと前から言いたい事があったたんですけど……」

※ここから色んな視点で行きます。混乱するかもですけどすいません。

       

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