Neetel Inside 文芸新都
表紙

見開き   最大化      

「ム、ムー大陸とか信じてる?」
「いえ、信じてないですけど」
「そ、そっかー」
何やってる俺。
言うんだ。ふにふにしてて気持ちいいけど。
言うんだ。俺の愚息が起きてる。
もうびんびんに起きてる。
「お、俺あれだよ。やっぱりリビングで寝」
「駄目ですよ! 風引きますからちゃんと布団で寝なきゃ」
聖の一喝で何もいえなくなった俺。
そ、そうはいってもなぁ。色々と。やばい訳なんですよ。
「ちょとトイレ行ってきますね」
そう言うと聖はトイレにいってしまった。
………今のうちか?
俺は今決断を迫られている。
静まれーと念じるか。
そのままか。
狸寝入りか。
はぁはぁ、うっ! ふぅ……。
どれだ……どれがイイ?
肉体的には最後だ。
てか、最後しかなくね?
「て、ティシュはどこだ?」

       

表紙
Tweet

Neetsha