Neetel Inside 文芸新都
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「ほ、ほんとにやめよう。今ならまだ間に合う」
「えー嫌です」
そんな普通に断るな。
なんだそのノリは。友達と喋ってるみたいなノリは。
お前が思っているほど軽くないんだ!
俺は今プライドとか威厳とか色々なくなるような、一緒に出ちゃうんだぞ!
「すべすべしてるー」
ちょwwおまwwww
頭駄目!
本当にやめて!
「うっ………」
「ッ!!?」
やっちまったよ。
父さん母さん。皆。ごめん。
けど、なんか。凄くすっきりしたよ。
「な、なんですか……これ。ねばねばしてるっていうか」
もうやめてー! もう俺のライフはとっくにゼロよ!
さっきは右手だったが今度は左手で触り始めた。
なんていうか、何勘違いしてるんだまだ俺のターンは終わってないぜ! って聞こえた気がした。
俺はもう、マジで半泣きだった。

       

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Neetsha