Neetel Inside 文芸新都
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驚愕した。
何故か? 理由は単純明快だ。
ベンチに座っているやつ。さっきからずっと見てると思ったら……ひ、聖だった。
しかも目が怖い。凄く怖い。なんかもう親の仇を見つけたって言うか食い物の恨みって言うかめちゃくちゃこわい。
早くも寒くなってきた。だめだ。マジ怖い。トラウマになるってこれ。
「どうした理。さっきから変だぞ」
「なななな、なんでもないって! ほらはやくいこーぜー(やや棒読み)」
「おう!」
こいつが馬鹿でよかったと思う。
a。今度きちんと名前付けてやるからな。
「ちょwwマジうけるんですけどぁwwww」
何に対して笑っているんだろうか。どぁってどう発音するんだろうか。
ていうかうざい。めっちゃうざい。wつけすぎ。いいすぎ。
「ちょと煩いよbちゃん」
「フヒヒwwサーセンぁwww」
こいつ何だいったい。
さいごに「ぁ」つけないと死んじゃう病か?
「w」二つ以上つけないと爆発しちゃうのか?
「早く祭りに行こうよさーくん」
さーくんは美希が幼少の頃に呼んでた呼び名だ。
今でもずっとそう読んでる。正直恥ずかしい。
あと、さーくんって言ったとき歯軋りが聞こえたけど気のせい気のせい。

       

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Neetsha