Neetel Inside 文芸新都
表紙

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「ふ、ふざけないでくれ! いや、して欲しいけど!」
「ふざけてなんかないよ!」
なんだなんだ。
何が起きているんだ。
弟は? 聖は?
廊下を見ると聖は床にうつぶせになっている。
弟は壁に背中を当ててうな垂れている。
あれ? あれって血………いや、ないないないない!!
やべぇー戦場を垣間見た気がする。
「はぁはぁ覚悟きめろや!」
「ちょ喋り方がおかしくなってる! アッー!」
やめろっ!
「本当に! おかしいってお前」
「だ、だって。わたし、と、とられたくないよ! も、もうい、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
は? 何を言ってるんだろう。
つーか大丈夫か? 壊れた?
どーすればいーんでしょーか。
聖!
倒れてる。ん?
ダイイングメッセージ? なになに、わたしが、ヒロイン……何を伝えたかったんだろう。
弟よ!
ちー流してる。ん?
ダイイングメッセージ? なになに、や、ら、な、い、か? ……そこまで腐ったか弟よ。
その他諸々!
外出中! ん?
置手紙? なになに、一週間あける。……家庭を少しは見ようよ。
「お、落ち着け! どうした。何があった。おおおお落ち着け!」
いや、俺が落ち着け!
「嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌」
「あわわわわわわ、お、落ち着け、あわわわわわわわわ」
と、とりあえず何すればいいんだおれ。
頭抱えて嫌しかいわない美希。
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