Neetel Inside 文芸新都
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とりあえず美希を落ち着かせた後家まで送った。
今はその帰り道だ。
「なんなんだ。一体なんなんだ」
独り言を呟きながら歩く。
なんかアレだし美希と花火を見た場所に行こう。
あれ絶対山だよね。
携帯で聖に遅くなるとだけ送っておいた。
はぁー。なんなんだろう。
「よっ! 理」
「お前はaじゃないか」
塾の帰りなのだろうと思われるaを発見した。
理は驚き戸惑っている。
「俺には正治って名前があるんだけどなぁ」
「そうだったのか。知らんかったよごめんなa」
aは苦笑してその場を去った。
理は戦いに勝った。
経験地を1手に入れた。
とまぁこんなことやら、なにやらあってとうとう階段の前まできた。
というかaにしか会ってないからなにもなかったけどね。
じっ、と上を見つめる。
果てしなく階段は続いており登る気が失せてくる。
「いや、大丈夫。途中でペットボトルのお茶買ったし。うん大丈夫」
気分転換さ気分転換。
と、いうことで登る事にした俺。

       

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Neetsha