Neetel Inside 文芸新都
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「はぁはぁ」
早くも俺はへばっていた。
いや、早くは無い。かれこれ大分登っているはずだ。
うーむ。美希と一緒の時は話していた事もあってか早く感じたけど、意外と疲れる。
気合と根性で登っているとついに丘が!
俺はもうゼロに近い気力を振り絞った。振り絞っても何も出ないとは思うがな!
頑張れ俺。
あの街を全貌が見えるところへイケ。
「つ、ついたー」
ついに迎えた頂上。
嬉しいのう嬉しいのう。
喉渇いたからお茶のもう。
「お茶は……ない!?」
……明神理一生の不覚!
「仕方ない。我慢し様」
ま、いいさ。あの綺麗な風景が見れればね。
と、どこからか泣き声が聞こえた。

       

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Neetsha