Neetel Inside 文芸新都
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とりあえず何故光と美希が家にいるかというとだ。
美希は毎日のように入り浸っているというか泊まってる。
現在俺が居間で寝ている状態にある。
しかしながら何故か知らんが朝起きると絶対左右に聖と美希がいて足の付け根の近くに頭を置いている弟がいるのだ。
特に弟だ。あいつは、あいつは……いや、考えるのはよそう。
きっと暑くて倒れてしまったとかなんだろう。そしたら近くに会った。それだけだ。そうに違いない。
光は、俺が誘っている。
いや、そういう意味じゃないよ。ただ皆で遊ぼうといってるだけで下心なんてこれッぽっちもないんだ。
「次は、鬼ごっこしよう! 鬼は捕まえた人を好きにできるってことで」
「「異議なし」」
聖と弟は最近妙にシンクロしている。
正直怖いっすね。
「じゃ私が鬼役ね。さーくんは逃げるんだよ~」
「いや、鬼は私です。私が理さんを捕まえます」
「僕がやるよ。これは誰にも譲れないからね。例え死んでも鬼になるから」
そいつは怖い。
「あのなこう言うのは普通じゃんけんだろ? なぁ光」
「別にwwどうでもいいですぁwww」
うっわぁー。
なんか凄い裏切られた気分だ。
「じゃ皆ですれば良いんだね」
「そうですね。じゃあ理さん以外全員鬼という事で」
「範囲は地球ね」
「ですぁwww」
こうして、史上最悪の鬼ごっこは始った。


一方父は母に監禁されているがそれはまた違う話なのでした。

       

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