Neetel Inside 文芸新都
表紙

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「お客さん、お客さん」
「ん、ぁあ。ついたんですか?」
「ええ」
なんとか助かっただろう。
タクシーから降りて大きく欠伸する。
「理さんごくろうさまです」
「んぁ……聖か。………って聖!?」
な、何故目の前に聖がいる!?
というか、ここ聖の家じゃん!
「これでいいのかい聖ちゃん」
そういいながら車から降りる運転手。
「ええ。ありがとうございます叔父様」
「え、あ、え?」
グル?
「さぁ、理さん。楽園へ帰りましょう? うふふふふ、うふふうふふふふ」
「来るなぁ!」
なんでソロルなんだよ!?
俺はただ夢中で走る。
車に乗った聖が追いかけてくる。
前から何時の間にか弟が。
そして何故かビルから落下してくる美希がいる。
多分あいつはこの程度へでもないんだろう。
そして巫女だからというんだろう。
けど絶対美希は巫女じゃないから!

       

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Neetsha