Neetel Inside 文芸新都
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病院がこんな時間にあいてるわけないのにどうして父さんは知ってるんだろう。
走りながら俺は考えていたが病院が見えたので思考が中断された。
「あれ? ブレーキがきかねー」
派手な音と共に自動ドアを割って転倒した。
ちょといたいけど大丈夫。
光のためなら大丈夫。
うはww今俺ぜってーかっけー。
階段を駆け上って病室まで走る。
走る走る俺。
流れる汗もそのままに。
「光!!」
勢いよくドアを開けると光が、いた。
「おはよwwうるさすぎるぁwwww」
「ああ、ああ……おはよう」
まったく、三年前と一緒だ。
最後に「ぁ」つけないと死んじゃうのか?
あーやべー涙が出てきた。
頬に熱いものが流れてる。
「兄さん。泣いてちゃ駄目だよ」
「あ、いたんだ」
「ひどいよ! 美希も一緒にいるんだよ!」
「私もいます理さん!!」
皆いるのか。
トリアーエズよかった。
これでまた馬鹿騒ぎできるんだろうな。
まぁ、色々疲れそうだけれど。
「でねww皆によく聞いて欲しい事があるんだぁwww」
「どうした光」
「後30分しかww生きられないからぁwwww」
え?何
どーゆうことでしょーか。
「まぁww要すると奇跡的におきれたってことぁwww」
「ちょと待て。なに? ドッキリ?」
何?
なんで沈黙が訪れてんの。
まーてって。
俺は騙されねーぞ。
おいおいおいおい。誰か喋れよ。
「とりあえずww言いたいことだけいうねぁwww」

       

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