Neetel Inside 文芸新都
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「ちょ、おま、え? ええええ!?」
「あははは。こんなに見事に引っかかってくれるとは驚きだよ」
笑い声があちらこちらから聞こえてくる。
見渡すと全員笑っている。
え? 俺だけ?
「くく、兄さん……あっははは!」
「さーくんってば滑稽だよ!」
酷いなお前ら。いや、最低だよ。
「どこらへんからドッキリなんだよ」
ちらりと光のほうを見ると棺桶から出ようとしているみたいだが花に足を取られてるみたいだ。
花なんかに足って取られるんだろうか。
「そうだね、大体僕が「僕の初めてを貰って♪」くらいからドッキリだよ」
「そんな前から!?」
一話だぞそれ!
それじゃあ物語り自体どっきりじゃん!
なんだよもー。死にたい。軽く死にたい。
恥ずかしくて死ぬ。死ねる。恥死するわ。
「でも、弟よお前が普通でよかったよ」
「ばっ! 何言ってんだよ兄さん! 僕はどっちかて言うと兄さんの初めてが欲しいって言うか」
いやあああああ!!
悪化してる!

       

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