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今回の俺の任務はお姫様の護衛及び護送。
今回のお姫様はよくいる幾千と居るお姫様の一人。
決して特別でもない。
普通の至って普通のお姫様。
強いてあげるなら理不尽であるという事。
「それではお願いします傭兵さん」
王妃様がそう言って見送る。
未練がましく何度も手を振っている。
お姫様の方もちらちらと後ろを振り向いては手を振っている。
いい加減にして欲しいがまぁいい。どうせすぐ死ぬ運命だ。
お姫様はお母様には多分二度と会う事は無いだろう。
「死神に殺されるからな」
少女が触れ返ったと見たものは首が無い母親の姿だった。
「な、なんで? 首が無いの……!?」
少女は理解できないという風に呟く。
傭兵は一言返した。
「刈られたからだろ」
と。




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Neetsha