Neetel Inside ニートノベル
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閃光が瞼を走った。
殴られたのだと理解するのに、数秒が必要だった。
そして、その拳の一撃で地に横たわっている事に気づくのに、さらに数秒が必要だった。
「お……ま………え…………?」
本当にあの堀か?と尋ねようとしたところで、足蹴りが見舞われた。
女の悲鳴があがった。




「先走ったな、江川。 次は、お前の番だ」
その言葉は、江川は確信に至った。
どういう脈絡で、どういう過程を経てそこに至ったかは問題ではない。
こいつこそが、『下北ヤンキー掘りボクサー』なのだ。

       

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Neetsha