Neetel Inside 文芸新都
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 豊かな草原、木々のせせらぎ、おかしな人々。
 この場はまるで夢の中の世界だ。

「;koira Irio?」

 悠人はどきりとした。
 突然、周りの見たこともない人が、おかしな言葉で話し始めたからだ。

 彼女と似たような服を着て、一瞬彼女の仲間かと思ったけど、どうやら違う気配がした。

 手に何か棒のような、杖のようなものを持っている。
 それで襲われやしないかと悠人は肝を冷やし始める。


「Aris,oll『lkrl; oia..』ark tyenghrt」


 誰かが意味不明なことを言うと、悠人の顔をじっと見ていた少女以外の全員が笑った。

「べ、別にこれくらい!」

 悠人の眼前の少女が、鈴のような声を怒鳴らせた。
 どうやら少女以外の人達は彼女をバカにしているようだった。

「Olael^O^ aris,all papal」
「www,aris,riokkerd」

 誰かがそう言うと、人集りがどっと爆笑する。
 悠人の顔を覗き込んでいた少女はアリスと呼ばれていることだけがわかった。

 とにかく、悠人はどうしてこんなところにいるのか不思議で仕方がなかった。

「ミスタ・ホワード!」

 アリスと呼ばれている少女は怒鳴った。

       

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