Neetel Inside ニートノベル
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森の精グリーネが進化の泉への途中、精霊の子を見つけて、
夜魔王ダーキュラーの化身フェンリルが、母親代わりとなって
育てた。というのが、彼女の素性だ。

「私は子供の頃から、この森で、あなたの事、観てたわ。」

初めは、素手でクライミングして、頂上まで昇ろうとして
実にメキメキ上達してて、でも途中の枝で、
行き詰まって、ずぅ~~~っと、空ばかり見ていたわね。

そこで、遥か次の枝に、龍馬が居ることを 見てから
龍馬に乗ればさらに上へと、神は見捨てないと。」

そして 千九百九十七回、地に落ちたわね。何回チャレンジしても
頂上すら見えなくなるのを、悟ると、限界に達すると
馬と自分の首をとばして、亡霊になった。」

「自分は 光速のイェン の王子、ハイコウ・タカウジだ。」
「俺は高速だと、思ったんだ。」土姫「私、パパの本で習ったわ。
サラス酋長の魂は、龍樹と合身してる。」

「いつからか、私は悟ったのだ。自分じゃ昇れない。龍馬ギンの、
力を借りても、私は昇れない。私では昇れないのだ。と、泣いた…。」

すると 神の子が、龍樹の懐に捨てられていた。泣き崩れたよ。 

       

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Neetsha