Neetel Inside ニートノベル
表紙

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「さあ、どうぞ」とアイソスの声がする。二人はドアを開く。「まあ。お茶でも一杯どうぞ」と二人にお茶を出す。
「よく辿り着けましたね。」土姫は、この男に、まったく警戒していない。まるで、面白い先生か、マジシャン位の気構えだ。
と、フレルが、あのアイソスに、質問を切り出した。「八つの道で、防衛本能か直感か疑ったが、一番右を選んだ。」
アイソス「ええ。どれでも仕掛けは一緒です。」「錠前の扉の鍵は、ドラゴンの腹の中です。出口にも錠前が在って、
ここからの話は秘密ですよ~。実は、ここへ着く扉の錠前は、鍵が無くても開くんです」話が和んだ。と、土姫が冷静になった。
「あの森の道で、アナタに会えばウォール(杖)は、返してもらえる。そう、言ったわよね」アイソス「ええ。研究は
終っています。ただ!、条件付ですっ!。フレルと別れるか、フレルを消すか。」フレル「…俺は、バトルを望む。殺し合い
じゃないっ!、勝負だ。」「じゃあ。どうぞ」フ……れ……・・・あ!あ!あ!、最初にお茶を飲んだ時点でか?これは
催眠だ!強力な眠気が来る!全ては、奴の術中だ。ラビリンスに入った時から!森で自分の事をしゃべってる時から!
計画性なんて有って無い様な物だった。・・・……
アイソス「ウィークネス、素晴らしい才能だ。土姫はもう瞑夢を見る睡眠レベルだ。この密室の暖炉(エターナルフレイム)の
換気口を塞いだ!」「じゃあ僕はラボに戻るとするよ。一酸化炭素中毒死にはなりたくないからね」………、………、………、
フレル「死ぬって感覚こんな、風、全身がフル活動してるよ、チッ夢か!死ぬのか…」「!」ガバッ!「スリープをウィークネス、
この力は自己再生、」フレルは自分が活動できる程度に、ウィークネスで自らを仮死化。そして召喚獣のカードを切った!
「女神パールバティー召喚」フレルの居る空間の活動が止まった!フレルは土姫に最高万能薬を使った。土姫は催眠から目覚め
自己再生した!すると無意識に賢者の魔術書が発動した。「ランキドのお爺ちゃんだわ!」と言ってる間に、地上から
ラビリンスのこの部屋まで膨大な風が衝撃波となって吹き込んだ!「フルコウィンドね」「水中で息を止めてるみたいだった」
「おおっとっとっとっ。私の部屋がぁぁ」アイソスが戻ってきた。「わかりました。杖を返す代わりにフレルを研究材料に
お借りさせて…消すなんてのは脅しですよ」フレル「自分が研究の材料にされる。拷問と同じだろ。理由は知ってる。」
「土姫」「フレル…」「君を地上に帰すのを最優先させるよ。」「ベストね」「ハハハハッ。最高の性格ッ」「お別れなんだぜ?」
「来世では2度と失敗しないようにッ!」「敬礼」ウィークネスで土姫を立てない様にして、おでこにキスをした。そのまま、
土姫はマナの木の実の蒸留酒をクイッと飲んだ。やがて体の組織中がマナに変化し、自然あふれる地上へ、光を求めて加速
する様に、物質を通り抜けて去って行った。「さあ!始めるか!俺の名は、フレル=バビロン!。」「我が名は、(古語)
ア・イス・ソス・ヒル=ウィリア」「私のラボへどうぞ、禁断の子」「こッ!ここはッ!なんだ!ジュエルッ!」「そうです
錬金術は金は不可でも宝石は生めるのです。ここに私と同じ存在が7体守られています。必要に応じて彼等を使います。
現実は緊急に備えて封印してあるのです。暴走もあるかも……そろそろ…「その男もワタシのダミーです。」…ねっ。終わり

       

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