Neetel Inside 文芸新都
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『お前キモいよ^^wってTIGに言っておいて」

のメールの後、彼女からの返信を待つ間
ようやく俺のくだらないスレに乗って来てくれた住人と会話をする。

住人の声は完全に二分していた。

>>なんだこれ、本気でイライラする
>>稀に見るgdgdだな
>>>>1がはっきりしねーからgdgdなんだろ
>>だから>>1はいつまで経っても駄目なんだよ
>>進展おせぇええ
>>もうワンパターン過ぎてどうしようもない
>>日本語でおk

という声が上がる一方

>>お姉さんは>>1のこと好きだろ
>>力づくでいけや
>>さっさと迎えに池
>>なんかこの>>1可愛いな
>>待てよお前ら。1はvip初めての人間だぞ?人間最初は無知だ
   親切に教えてやろうぜ
   たまにはいいじゃねーか、ヌクモリティ 相手は待ってるのに、返信遅すぎないか?
>>再安価でも良いから、早く送ってあげろwww

というレスもあり、俺はその内容のひとつひとつに一喜一憂していた。
だがそのうち安価ルールについて熱く激論する連中も現れ、
スレは次第に混沌としていき、スレ主を放置しての住人同士の煽り合いへと発展していく。
そして俺のストーリーは一向に進まないのに
スレの進行は煽り合いによりマッハと化していく。

後に俺はパート速報VIPというヌクモリティ溢れる避難所にて報告をしていくことになるのだが、
この混沌としたスレの特色は
「パー速始まって以来の殺伐スレ」と形容されることとなるのである。

そしてスレが暴走している間
俺は彼女から掛かってきた電話を取っていた。

       

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