Neetel Inside 文芸新都
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大きく脈打つ俺の股k・・・心臓とは裏腹に彼女の顔はひどく涼やかだ。
俺の顔色を上目遣いに見、缶ジュースをくっと口元で傾けた後、彼女は囁いた。

「いないよ」



・・・・「イナイヨ」

「イ ナ イ ヨ」

「イ   ナ   イ    ヨ」

「イ      ナ      イ     ヨ」


山びこのように脳内で繰り返される彼女の言葉
俺の脳内ではVIPばりのワンダーランドが広がる。
この言葉に気を良くした俺は、つい魔がさして普通の人間ならばその場では聞かないであろう
彼女の男女間の交友関係まで根掘り葉掘り聞こうとしてしまう。

「じゃあね、TIGとは同じグループでこないだまで仲良さそうやったけど、そのへんはどうなん?」

今日はここまでだ、ここまでしか聞かないから鉄火、答えてくれ。
俺という孤独な童貞に一筋の光を・・・!

少しうつむいた感じになり鉄火が呟いた

「一回だけ・・・」

え?電波悪かった今声遠かった
アーアーきこえなーい

やはり聞かなければ良かった、妄想のみでセクロスをこなしてきた俺には
「一回だけ」の後に続く言葉が容易に、かつ安直に想像出来てしまった。
俺の想像した通りの言葉が彼女の口からこの後出てくるとしたら
その現実は少々、いや鋼材なみに重すぎる。

鉄火
「しつこく言い寄られたことはあるよ」





あ・・・・・・そうっすか










ななななんだってー!!
俺の妄想は杞憂かい、それじゃあ何かい、あなたは今、どフリーで、彼氏募集ちゅhfぐえあひg
あびゃびゃびゃびゃ、おちんちんびろーーーーーーーーーん
もっと恐ろしいものの片鱗を味わっt(ry


こういう時、VIPでは

「いぃぃぃやっほっぉおぉう!それがVIPクォリティ」

というAAを貼るんだろうな
家で住人に報告するときに貼ってもらうとするかね。


そして鉄火はその答えの後、逆に俺に質問や叱咤を繰り広げていく

       

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Neetsha