Neetel Inside ニートノベル
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暇だったから一日かけて書いた
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「へぶしっ!」

 結論から言うと無理だった。
 さすがにあの隕石はでかすぎて、俺の全能力を駆使しても、わずかに押し戻す程度が限界だった。


 俺は情けなくも隕石に吹き飛ばれて、地上へ押し戻されていた。
 生身で大気圏突破してから、再び下降している人類なんて俺くらいだろう。しかしこのままじゃ死にかねない。生き延びてどうにかなるものなのかどうかわからないが、最後まで諦めてやるもんか。
 俺は最後の力を振り絞って、地面に衝突する前に急ブレーキをかけた。

 
 ふわりと地面に降りる。
 そして倒れる。
 
 何とか着地は成功。
 だけど力は使い果たした。
 

 
 隕石。ちょうど真上にでかい隕石が見える。
 ちょっと調子に乗りすぎた。さすがにちょっと考えればアレを跳ね返すのは無理だとわかりそうなものだ。
 
 俺はどうにかしてたんじゃないか。

 調子こかずに、おっぱい揉むのにトライしてればよかったかもしれん。
 と、時計を見ると、24時に五分前。本来の時間まで、もう五分しかないのか。どっちにしろ無理だったかもしれない。

「だ、大丈夫……ですか?」
 俺と隕石の間に、覗き込む姿勢の影が入る。
 俺は思わずおどろいて起き上がった。
「眼鏡っ子! じゃなくてえーと、なんでここに――」
 
 むにゅ。
 本当に偶然なのだが、起き上がった時の手が、覗き込んでいた彼女のおっぱいに触れる。

 本当に他意はなかったのだが。



 おっぱいって柔らかいんですね。

       

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