Neetel Inside ニートノベル
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物憂いプロトコル
みんな大好き。

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 一月一日。
私は朝食として餡子餅と海苔餅を食べて、緑茶を飲んで舌を火傷した。
なんとなくテレビをつけてなんとなく見て、意外と笑った。
昼過ぎに、朝見た夢を思い出そうと努力してみたが思い出せず、夕食を食べている時になってなんとなく、そして鮮明に夢の内容を思い出した。
夢の中で私はたくさんの猫を家に連れて帰った。
母は一匹、また一匹と猫を家から追い出していった。
最後に残った黒い猫を母が追い出そうとして近づくと、猫はのろのろと立ち上がった。
猫は体がごつごつとしていて、全長が3mくらいあった。
私が連れて帰ってきたときは小さい子猫だったのに。
猫はとても凶暴そうだったので、家族が襲われる前に私は窓から外に出て囮になろうとした。
でも父は私が逃げ出したんだと思い、「俺たちのことは気にするな」と私をフォローした。
結局、猫は私を追いかけてきて、私は必死に逃げなければならなかった。
私は怖くなかったし、捕まるような気もあまりしなかった。

       

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Neetsha