「あ、あぁぁっぁっ……」
女の身体はびくびくっと跳ね上がり、タクヤの注入に余裕を作ろうとするが、
タクヤはさらに力を込めて腰を縫い付ける。
「まだ、出る――っ!」
どぴゅ、どぴゅ、ぶぴゅぴゅぷ――、
精液に押し出された愛液が子宮から逆流し、バキューム状態となる。一層の快楽と共に第二派を放った。
「ぅ、あ…っ、ァ……」
女の方は目を虚ろに反らせて、下腹部をびくびくと痙攣させ、そのまま昇天する。
「は、ハァ――まだ、だ」
ぶ、ぴゅぴゅ――、
もうどこにも余裕はないというのに、タクヤの供給は収まりが付かなかった。
おかげで亜夕花の下腹部には妙な腫れ上がりが出来あがる。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
「…………」
膣内から押し戻される感覚があるが、タクヤはそれを引き抜く気にならなかった。
タクヤは一頻り抜いた後でもその栓の役目を終えることがない。
異変に気がついた亜夕花が苦し紛れに目覚める。
「う、あぁ……」
「お目覚めかい」
「タクヤ……、はぁ、まさかとは思ったけど、そこまで……」
自分がまだ繋がっていること、お腹がぱんぱんで確実に血流に精液入れられたような気分。
亜夕花は怒るでも笑うでもなく、真っ直ぐと空を見ていた。
「まぁ、私も悪いんだけど……」
タクヤも熱が徐々に冷めてきたのか、
しばらくそうしていると膣で勃起し続けていたナニが勢いをゆるめていく。
それはタクヤに冷静な思考が戻ってきた証拠でもあった。
「お前、まさか……」
アイドルの例え話をしていたのは誰だったか。
例えば、自分より真っ先にこの力を作ったのは誰だったか。
もし、俺が一人でお楽しみとあらば、その人物は間違いなく面白く思わないはずだ。
だが、この街に入るためには女でなくてはならない。
「そんな……嘘、だろ――?」
女の身体から限りなく白に近いピンク色の液があふれ出す。
「――父さん」