「あの二人で本当に勝てるのか?」
タクヤはビル内の美少女軍を倒しながら亜夕花に投げかけた。
「心配だったら早くここの社長、水無瀬鏡華を倒すしかない。
百という数値の中に精神誤差は入っていないんだから」
タクヤは予定通り、一人だけ好みの美少女を無力化させた後、
服を脱がせて抱きかかえる。対面立位、駅弁ファックの状態だ。
「あ゛――っつああぁぁ!」
激痛に目を覚ました少女がタクヤの胸板で暴れ出した。
しかし、亜夕花に手首を縛られた少女はもがいたところで、
タクヤの肉棒に刺激を与えるばかりか、より深く沈んでしまうことになる。
「あっ、ぅ゛ぅ……」
――チン。
エレベータが停止すると同時に数百人という美少女たちに囲まれる。
だが、彼女達は全員蒼白のまま動かない。
「ひどいっ」
「ぁぁ……」
「やだッ」
顔を覆う者、仰け反る者、見つめる者、反応は様々だが、誰も仕掛けてこない。
そう、この作戦はそういうものである。そして、タクヤは叫んだ。
「お前ら、一歩でも手を出して見ろ。こいつ共々怪我するばかりか、中出し食らわせてやるぜッ」
「畜生が!」
「ふざけるな!」
「その子を離せッ」
タクヤの台詞に美少女達は汚い雑言を浴びせる。女など所詮はこういう生き物だ。
「早く社長の部屋までいかないと俺イっちゃいそうだよ!」
これが決め手になったのか、彼女たちはたかだか一人の少女の為に道を空けた。
それもしぶしぶといった感じで、あからさまに睨みつける者もいた。
手を出そうとする気配があるときは、タクヤの逸物を加えさせた女に一声悲鳴を出させるだけで静止できる。
「どうも」
亜夕花はそれらを丁寧に威圧しながら、でも警戒を解くことはなく、タクヤを先導する。
しばらく行ったところで、亜夕花は扉の前で立ち止まった。
「お、着いた?」
「いや、何か雰囲気がおかしい……」
ぐったりした少女を降ろし、ファスナーを閉める。
タクヤは目の前の扉をゆっくりと開いた。