「くっちゅ、――んっ、くっちゅ、――んんっ」
「はっ、出る――ッ」
刹那、タクヤはその舌を亀頭裏で抑え付けながら、食道の壁まで滑り込ませる。
びゅくっ! びゅぶぶぶっ――――。
「んっ! んんんぅ――――、んぐッ」
おう吐感とむせび返すような大量の精液が気管の弁に絡みつく。
鏡華はタクヤのペニスが口から喉までに入っている以上は息すらままならない状態で、
その射精感が収まるまでを必死に堪えた。
「――ふう」
タクヤは尿道にちくりと酸性の液体がかかったのを皮切りにペニスを引き抜いた。
「――げほっ、けほっ」
当然の生理現象を示す鏡華をタクヤは睥睨した。
「ご、ごべんなさい……」
「なめろ」
「――――」
しばらく逡巡した後、鏡華は自分の吐瀉物に向かって舌を這わせた。
「ちゅぱ、ちゅぱ、んくっ――ちゅぱ」
おおよそ一般人でもそんな行為は容認できるものではない。
しかし、この鏡華にとっては既にタクヤの命令が絶対であり、全てであった。
精神がその行為に耐えきれなくなったとき、鏡華は何度か反芻することとなった。
「はぁ――、はぁ――、はぁ」
一通りを終えた頃には鏡華は青白い顔で、地面に横たえていた。
「よくやった。鏡華」
「あぁ――、タクヤさまぁ」
その一言で、鏡華は自らの恥ずべき行いを許すことができる。
タクヤは服従心の丈を見るつもりであった。そしてそれは確かなものだった。
「亜夕花、この錠剤の効果はいつまで?」
「お前が死ぬまでずっと。人は過去に意味を持たせたがるからね」
「?」
最後の台詞は理解できなかったタクヤは深く考えずに鏡華のショーツを引き脱がした。
「……ぁ」
仰向けになった鏡華の股には、桃色の筋がつるとした二つの丘に挟まれている。
「良いモノ持ってるな」
「ぁりがとう……」
発育が遅いのか、そういう体質なのか、
そこは剃った後もなく、つるつるのままだった。
じんわりと濡れた秘所がタクヤの逸物を待ち構える。