Neetel Inside 文芸新都
表紙

見開き   最大化      




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「妖精の名」採点・寸評
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.文章力 80
2.発想力 60
3. 推薦度 70
4.寸評
 良いですネ。しっかりショートショートになっています。
 オチは読めましたが、綺麗な終わりです。
 正直、推薦度は100にしたいのですが、
 企画者というコトと一発目を考慮して、これを基準とします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.文章力 70点
2.発想力 70点
3.推薦度 90点
4.寸評

 何はともあれ、落語のようなとんちを効かせたオチが印象的な作品だ。
 独特の読後感が心地よく、全体的に見ても読みやすい。ひとつの作品として、とてもまとまっているように感じた。
 それだけに、その要になっているオチがもったいない。
 一郎の妖精が見えるという設定。それがほとんど機能していないのが寂しい。オチに使われた一郎に話しかけてくる妖精以外はほとんど話しに絡んでくることはなく、後半に至ってはその妖精にしてもまるで影を潜めてしまっている。
 そのため、読者の興味が妖精から一郎の人生に移動してしまった後、ぽろりとオチだけが取り残されてしまったように感じた。
 それが意外性だという人もいるだろうが、自分には設定を生かしきれていないという印象を受けた。もっと見せ方を工夫すれば、より面白くなったのではないだろうか。
 また、「~だった」「~た」「~いた」という語尾が異常に多いのは、そういう文章と割り切って読んでも気になるところではある。妖精の中に精霊が混じっていたりしたのも、少し気になった。
 ただ、最初に述べた通りとてもまとまっている作品で、文藝の初心者向けとしてはオススメできるという意味で推薦度を高く置いた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.文章力
 85点

2.発想力
 90点

3. 推薦度
 95点

4.寸評
 素晴らしいです。文章力は申し分なく、状況を捉えやすくなっています。
 また話の内容も、精霊と関わる力を持つ主人公が、その力を使ってしまった結果墜ちていくというもので、なかなか意外性があります。この設定でこの内容になる辺りを高く評価します。
 こういう時代ほど、"ひとのせい"にする人が増えてしまいますが、この作品はまさにそこを書いていますので今読まれるべき作品だと思います。この主人公には泉谷しげるの「すべて時代のせいにして」でも聴いてもらいたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.文章力 70点
2.発想力 60点
3.推薦度 90点
4.寸評
  ~~た。という地の文がずっと続くと単調且つ台本的な文章になってしまいます。それを除けば読みやすかったです。展開については、そのオチを言いたいだけだったのでは? と感じられました。しかし、教訓や道徳を織り交ぜ、伝えたい事を明確である作品に仕上がっていてます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.文章力
 100点

2.発想力
 100点

3. 推薦度
 100点

4.寸評
 読みやすくオチがうまく、かつ精の使い方や各人の配置など設定が素晴らしかったです。
 商業レベルのショートショートを読んでいる感覚でした。
 漫画も絵もあれだけ作れて文章までこれとは正直めちゃくちゃ嫉妬しますがw
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1.文章力 (70点)

2.発想力 (70点)

3. 推薦度 (70点)

4.寸評 
文章は分かりやすくスラスラと読み進められ、あっさりとした魅力があります。しかし、自分には簡潔すぎてやや物足りなく感じました。
世界観は 妖精が見える設定に関連して語られる、占い師のくだりが物語に上手く絡んでいないように感じます。それだけの能力があるのなら、後半での就職などどうとでもなったのでは。
また、色々な精が世の中には居るのに、主人公との絡みがあるのが一つの精だけという点が残念でした。短編であるため仕方のない部分はあると思いますが、もう少し他の精について語られる部分があっても良かったと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
各平均点
1.文章力 81点

2.発想力 76点

3. 推薦度 89点

合計平均点 246点

       

表紙
Tweet

Neetsha