Neetel Inside 文芸新都
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4-4.

ガサッ!なんだ!何の音だ!なにかが、なにかが、いるッ!!

クマッ!

熊だッ!熊が、熊が!熊が、僕の前に現れたッ!!

バタッ!

死んだフリだ!死んだフリによって僕は、欺く!完璧にッ!
そう、誰も僕を生きているとは思わない!見てこの死んだような顔!ぐったり!ぐったりパラダイス!

       否!!

殴る!
僕はッ!熊を殴る!!

殴り倒すッ!!

熊は!
熊は立ち上がり、僕に向かう!

二本足で!!

「ははははははははは!!」

僕は笑う。

「アッハッハッハッハ!!!」

僕は笑う、熊の股間を凝視したまま、そして僕の肉棒が、

露出した!

奴の顔は表情を失い石像のように凍りつく、股間を隠しながら、

「わかった!わかったよ!!」

熊が喋った!

「わかった、認めるよ。お前のは大きい!それに比べて俺のはチンカスだ!俺の負けだよ!」

だけど僕は立ったまま一歩も動かないそして、奴の肉棒から目を離さない!!

「わかった、わかったから!」

熊が請う!

「お願いだから、もう、しまってくれ!!その、股間の、」

しまわない!!

ざざ。ざざざ。ざっざっざ。
凍りつく。奴の体が凍り付いて、動かない。
ざっざっざ。ざっざっざっざっざっざ。張り付いて離れない奴の手は股間を隠すために宙を浮いているッ!

僕は、僕は立ったまま、一歩も動かない、一歩も動ずに、



   「 しまわないッ!君が、絶望して、立ち直れなくなるまで!  
                        僕は、しまわない!!   」




ど ど
ど ど ど
ど ど ど ど ど
ど ど ど ど ど ど ど

ど ど ど ど ど  ど ど!!


風が。
風が、
風が、吹いた!

風は、股間を嘲笑うかのように、鳴くッ そしてっ!

熊をッ!吹き飛ばす!!
奴の精神力は絶望のあまり風を生み出した!その風がッ!

熊をッ!吹き飛ばす!!
だが!風は衰えない!まだ衰えない!僕の、生み出した風が、

僕を、押し上げる! !

頂上へと!
なぜなら、山菜は頂上にあるから!!!さよなら熊!!
さよなら!!

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