6-2.僕はどうかしてるおなかいたい。
ガクガクブルブル震えてる間にドッペルゲンガーが目の前にいて僕を見てた。僕は声も出ないし倒れたまま悩殺上目遣い。
えっでもなんか言った方がいいかなーって思ったけどわかんなから黙ってることに決めて待機中肉棒が飛んできたらすぐにでも避けられるように構えるんだけどおなか痛くて動けないから無理です。
ドッペルゲンガーはお父さんにそっくりで背が高くて股間で肉棒が光っている上着に隠れて半分しか見えないけど。そんなドッペルゲンガーっていうかおとうさんの第一声「おまえはなにをしているんだ」
僕はどうすればいいのかわからなくてなんて答えたらいいのかわからなくて幻覚に助けを求めるうさぎさんうさぎさん僕を守ってうさぎさん。でも駄目なんだわかってるうさぎさんは来てくれないわかってるでも大丈夫。僕は森に置いてきた幻覚を忘れられないんでも乗り越えたんでもなくて飲み込んで消化してこの場所に持ってきた。だから大丈夫。
「僕は山菜を採りにきたんです」
知ってるよおとうさんはこういうことを聞いてるんじゃないんだよねわかってるよでもふざけて言ったわけじゃないんだよ他に言葉が見付からなかったって云うかだから怒らないでよそんな恐い顔しないでよところで僕の山菜どこ?
兎のことを考えて山菜の事を考えたら僕は勇気を取り戻した。震えは止まらないけど大丈夫もう立てる、僕の涙よエリクサーとなって腹の傷を全治一ヶ月。
「おとうさん、なんだろうあれ、ほらあそこの、」
殴った。
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