Neetel Inside ニートノベル
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LuneTale
Prologue

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もう直ぐ4月になるというのに、まだ雪が残っている。
「おいおいマジかよ・・・」
外からは空気を切る翼の音。そちらの方に目を向けていて、これからの生活のことを考えると若干鬱になってしまう。
女性の声が聞こえてくる。どうやらもう直ぐ着陸するからシートベルトをしてくれ、ということだった。
「ふぅ」
一つため息をつく。周りからはシートベルトを着ける音が「がちゃり」と聞こえてくる。
もう、あと間もない内に俺はこの北の土地に住むことになる。
その、新生活に向けての不安と期待を胸に・・・俺も、周りの客に倣ってシートベルトを、「がちゃり」としめた。

       

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