Neetel Inside ニートノベル
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トイ
会話の2

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第二幕

「そういえば、酔って裸で騒いだ芸能人が逮捕されたっけ?」
「ああ、草薙の剣だか何だか」
「何処の伝説だよ」
「思い出した。
 ツヨシだか何だかだよな」
「そう、それ」
「あれはビックリしたわ。
 そういう感じの奴じゃなかっただろ」
「人間、酒が入るとどうなるか分からないもんだぜ」
「麻薬とかもな」

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「ところで、何で酒飲むと性格変わったりするんだろうな」
「そりゃァあれだ。
 アルコールが分解すると一時的にヤバい成分に変わるのさ。
 そいつが脳に行くと麻痺を起こしたりとかするらしい。
 その影響で性格が変わったりとか何とか」
「なるほどなァ」
「下戸と呼ばれるような酒のダメな奴は出る前にノックアウトだけどな。
 上戸の人はちょっとやそっとじゃ倒れないから、性格が豹変したりするんだよ」
「泣き上戸とか笑い上戸って奴かい」
「そうそう。
 でも、酒の席で突然泣き出したりされたら引くな」
「可愛い娘なら許す」
「だが悪友、テメーはダメだ」

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「それにしてもよォ」
「どうした?」
「まさか本当に脱ぎ上戸がいるなんて思わなかったわ」
「アンフェアの某人物が脱ぎ上戸って設定だったのは知ってるけどな」
「そうなのか?」
「ああ。
 ついでに脱がし上戸かもしれん」
「へぇ」
「ただ、脱ぐのは自分の部屋でやって欲しいもんだ。
 よほど体格に自信のある奴以外は」
「アニキが酔って脱いでたらまた別だったんだろうな」
「新日暮里でやれと」
「酔った勢いでパンツレスリングとな?」

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「酒飲むと気が大きくなるって話もあるよな」
「それも脳が麻痺してるからだな。
 酔いが醒めた後後悔するって人は結構多いんじゃないか?」
「自分に酔ってる奴とかな」
「それはまた別の酔いじゃあないのか?」

       

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