Neetel Inside 文芸新都
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冬の旋風
▲あとがきと、蛇足的お話▲ (更新分)

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▼冬の旋風 の後書き▼


①、良く完結で来たと褒めてやりたいものだ

 五月下旬から始まり、九月中旬までかかる約四カ月間どうもありがとうございました。
 どのくらいの文字数があるのかと思いメモ帳に張り付けて換算(無駄な余白は除き)した所、このような数字が
起:26825
承:38386
転:69345
結:96892
計:231448

 400字で1ページと考えれば、579P。
 おおよそ梟の城と同程度のページ数と成ってしまいました。

 
 初めて小説を書き、しかもそれを人さまの目に付く場所に置くのはとても怖かったですが、コメントなど頂き、また他作者様の作品を目にする事で色んな刺激を受ける事が出来ました。
 時代劇というジャンルをまだ誰も書いた事が無いと聞き、若干テンションが上がりました。
「よし、このジャンルでパイオニアとなってやろう」と、まぁ実際は色々と時代背景や場所柄など曖昧な部分も多く、全てキッチリ完了したかと言うと二割くらい置いてけぼりです。
 設定を置いていくと困るのは後々の自分。後半完全に行き詰まり、何度も投げようと思った物です。


②、しっかり反省

 後書きなんで色々と自分なりの反省を。
 まず全体の構想ですがはっきり言えば、かなりの見切り発射をしています。
 書き始めた頃の構想は実は四話構成でした。物事の動機があり、出会いがあり、戦いがあり、結末がある。
 その程度で考えていましたが、二話目を書き終えた時に「ああ、こりゃあ無理だ」と思い、全十六話構成に切り替えました。
 起では丁度良く四話で切り上げられましたが、続く承では六話と早速オーバーな上に半端な中で次の転へ。
 転では転で、全体的に山場は無く無くても良い描写が多かった。ここでは九話と、既に当初の予定を見事にオーバー。
 そして結は、兎に角辛かった…。
 何せ、これまで放っておいた色んな設定をまとめる事が出来ないくらいやる事が多かった。
 その上、当初考えていた黒幕が、実はまだ表舞台に顔も出ていなかった…
 調べなおしてこれを知った時は唖然としましたよ。
「歴史物こぇぇぇーーー」
 既に出来上がった舞台を使う時代劇は、調べれば直ぐに固める事が出来る実に簡単な世界観だったんですが、後付けや遣り直しが出来ないシビアな世界でもありました。
 オチとして考えていた展開で話を進めていたのに其処で突如「これはダメ」と言われる絶望感…正直投げ出したくて仕方無かったです。
 場面としては、結の八「ごめんなさい」を書く前の辺りです。
 この時はかなり更新の間が開きました。
 何せオチの付け様が無くなってしまったのだから。
 この時は、書く気に成らず絵ばっかり描いてましたね。

 そんな中、一筋の光明として見えたのが「伊賀忍法帳」を読んで登場していた人物「果心居士」でした。
 謎が多い曖昧な人物の登場で、物語はようやく進めるようになります。
 そして最終話とその直前の回は構想通り、鮫の群れから生き延び、柊に復讐をする処へ話を進めれました。
 終了予告をしていたが為に、しっかりとした戦闘描写は尺の都合で排除、個人的にはちょっと物足りないなぁとか思いながらも無事、彼女らに桜吹雪のエンディングを与えてやれました。

 完結させ、一度見直しをしましたが、反省すべき点は非常に多く全体としては落第点かなぁと思っています。
(全編、豊臣秀吉を”太閤秀吉”と書いてましたが実際は関白豊臣秀吉の間違い。最後の最後で気が付きました)



その1:一話一話が長すぎる。
 サクッと読んで行けず、いきなり長文がずらっと並んでいるのは読者様にとって見難いのではないか?そう思いました。
 仮に自分が読者の場合、スクロールさせて長すぎると少しげんなりします。
 これは読む側にノルマを与えている様な雰囲気に成ってしまうので、次回作では一話一話を短くまとめ、その上で言いたい事を書ける様に注意せねば成らないと思っております。

その2:描写の説明が下手
 かなり致命的です。
 私が良く使う言葉で「~の如く」、「~の様に」と言う言葉があります。
 その言葉自体は問題無いのですが、使用頻度がとんでも無く多い。
 酷い時は一行に一回使っていたので、これは猛省すべき点。 
 ただこれは中々難しい。
 この物語では三人称と言うんですかね、神様視点で話を進めているんですが、自分目線の話と違ってやや難しい感じがします。
 こればかりは本を読まないと改善できないかなぁ、そんな感じ。


 まぁ、他にも構成を完全に決めてから進めるなど、細かい部分はありますが、自分的にはこの二点を今後の改善点として工夫して行きます。




③、文芸新都での色々

 今までは漫画の読者として、以外にも長く滞在していました。
 でもコメント貰えるとこんなに嬉しいとも思っていませんでしたよ、読者から作者へ変わると色々と見ていない部分が見えて来て面白い。
 それまでは文芸を望んで読んではいませんでした。「中だし戦隊 子供ツクルンジャー」だけは名前に騙されて見てみたら面白かった。
 小説自体を読まない人間でしたし、漫画ばかりでした。
 そんな中、ちょっと気分を変える為に小説に手を出して漫画とは違う面白さを知る事に成ります。
 絵が無い分、己の想像が主人公を描き、ライバルを描く世界。
 実に新鮮な感動を受けました。
 そして、自分でも話を書いてみたくなって、遂に文芸新都にUP。どきどきです。
 思ったより沢山の感想に感動しつつ、どんどん膨らむ世界。
 まったく、この四カ月間は新都社中毒状態でしたよ。

 FAを描いたのも単なる気まぐれからです。
 絵なんて書いた事も無かったんですが、「TOP絵やサムネ欲しいなぁ」と思い雰囲気の良さそうな絵をネットで検索。
 見よう見真似で描いてUP。…絵を描くのもすごく楽しい。
 そこから文芸の人達ともっと仲良くなりたいなぁって絵を描きまくり今に至る。
 なにぶん、絵を描く事も始めたばかりの為に絵柄がガンガン変化して行ってます、初めは天野嘉孝風を目指し、次に日本画を描く。
 だけどどれもしっくりこないなぁ…そんな中、FAで春江ちゃんを描いて開眼!「あっこれいいね」
 次にエルフ祭りに参加して「お!いい感じに出来た」
 そこからはずっと俺のターン! PictBearの扱いにも慣れ、レイヤーや透明色を使いこなせる様に成り、自分でも満足な絵が描けるように成れました。
 今の絵柄は「ぷよぷよ7」の絵を参考にしながら描いてるよ。この辺りが多分自分に合う絵なのかもしれない。



④、終わりに

 実に楽しかったです。FN企画とかかなり張り切ってやってやったぜ!
 原作をレイプするのが楽しすぎる!永遠の如月では自分でもまずいんじゃないかと思うくらい無茶したし
 灰色に至っては原作の設定を無視してテーマとかだけを繋げる暴挙にすら出ましたが、皆さん笑って許してくれて感謝。
 そして、駄文ではありましたが、短編や番外編をみて感想や励ましをくれた読者様に感謝。
 後、主役の二人にも感謝。
 れいちゃんは「パラダイス学園」のヒロインの子並みにセクハラされまくりましたが永遠の生娘です。俺の娘は絶対に貫通などしとらん。
 ひとつもまた、ロリコンおっさんって話にしてしまってスマンかった。金をやるから後で遊郭にでも行って来い。
 全編平仮名の名前で書くの苦労したぞ、まぁでもいいキャラしてたぞお前ら。
 武田勝頼、あんたも無茶させてしまった、スマン。でも実に好きなキャラだったぞ!DVするキャラが番外編とは言え最後まで出てくるのは新都社広しと言えど、お前くらいだ誇っていいぞ。ロリコンDVと言う新しい境地に辿り着いたお前を吉良吉影並みに愛してる。

 最後まで自己満文でしたが、ここまで読んでくれた読者様に敬礼!
 たいへんありがとーございました!




   ▼ The case is closed (これにて一件落着)▼

     

   ▼ 蛇足的お話:彼らのその後 ▼



 ○加藤清正○

 
 柊の襲撃により房総半島の浜に流れ着いた、れいとひとつの二人は人目を避け何とか堺に辿りつく。
 運良く加藤家の屋敷に主人たる加藤清正は滞在しており、二人は薬を献上し、時遅かった事を詫びた。
 加藤清正はそれについて、罰を与える事も無く、旅路における全ての出来事を聞き終えると二人に最後の任務を与える。
 ”柊蔵人”の始末についてである。
 果心居士の名と彼らの野望を聞き、陰ながら彼らを始末する段取りを決める。
 朝鮮出兵にて日本を留守にしている間も果心居士の行方を探るが、最後の最後までその存在を暴く事が出来なかった。
 そして慶長18年(1613年)、毒を盛られて死亡する。
 この日、二条城にて会食がありその帰りだったと言う。
 死因については様々な説があるが、果心居士が自分の邪魔をする加藤を良く思っていなかった事が原因であるとも考えられる。
 
 
 
 ○加藤団蔵○
 

 れいとひとつと別れて二年後、重い病に掛ってしまう。
 既に現役は引退し、不識院様の尼寺で余生を過ごす。
 体が動いていた頃の陽気さは失われ目の下に青黒い染みが出来、何時死んでも仕方が無いと言った姿であった。
 加藤団蔵の容体が悪くなって三ヶ月後、加藤団蔵は赤子を連れた夫婦に会う。
 まだまだ乳飲み子であるその赤子を抱き抱え、涙を流して喜んだ。
 そしてその翌日、世紀の大忍者「加藤団蔵」は息を引き取る。
 その顔は数カ月の間、笑みを失っていた彼の姿からは想像が付かないほど満足げであった。
 


 ○水葉仙人と疋田虎史郎○

 
 れい達から送られて来た金で再び屋敷を構えた。
 水葉仙人は虎史郎にこの金で武者修行に行くよう勧めるが、虎史郎は金を受け取る事だけは拒んだ。
 武者修行に出て数年後、彼の姿は柳生庄で見る事が出来た。
 既に立派な成人と成り、柳生四天王の木村 友重と張り合う程の腕前を見せる。
 だが彼は水葉仙人の病状悪化の報を聞き平泉に戻ると、二代目水葉紀衛門と名を改め薬学の道を進んだ。
 彼は共に連れて来た娘と祝言を取り行い二人の男の子と賜る。
 娘の名は牡丹と言い、彼女もまた元忍の者であった。




 ○果心居士○


 結局、彼についての詳細は誰にも分からなかった。
 何時死んだのか、もしくは死なぬのか、全ては謎のまま歴史の陰に隠れる。
 一説によれば徳川家康の右腕「天海大僧正」として江戸幕府を陰から操ったのではないかと噂される。
 仮にもし、彼の命が尽きぬと言うのであれば明治維新にも「岩倉 具視」と言う名で再び時代を変える為に表世界に出たのかもしれない。
 全ては架空の話であり、現在においても非常に謎の多い人物である。

       

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Neetsha