ちよちゃんがお空を見上げています。
よく晴れた空には、大きな雲、小さな雲、色んな形の雲が流れていきます。

(あれはねこ)

(あれはハンバーガー)

(あれは…おしろ!)

ちよちゃんは雲を眺めながら、色んな空想をしています。
横ではかみさまが、いっしょに空を見上げながら、
まるで何かを描くように手をのばしています。

(あれはソフトクリーム)

(あれはかいじゅう)

(あれは…なにかなぁ?)

ちよちゃんは日が暮れるまで、雲を眺めていました。
かみさまも、ずっとちよちゃんと空を見上げていました。





「ほら、ちよ、こっちおいで。」
お父さんがちよちゃんを呼びました。
今日はお休みなので、お父さんもおうちでのんびりしています。
「おとーさんあそぼ!」
「いいぞー。何しよっか?」
「えっとねー」
ちよちゃんもお父さんもにこにこして楽しそうです。
「二人とも何してるの?お母さんも混ぜてー。」
「えー、お母さんはダメだよなー、ちよ?」
「おかぁさんはだめー」
「あっ、お父さんはまた変な事教えて!」
「変じゃないよなぁ、ちよ?」
「なぁー」
「ほら!また変な事教えて!」
「ちよ、お母さん怒ったぞ。ほら、逃げろ逃げろ!」
「こら!二人とも!」

その日は三人で、ずっとにこにこでした。

かみさまは、おうちの屋根の上に座って、一日中、明るい歌を歌っていました。