01 我が兄は兄オタなり

 俺の兄はオタクだ。
 よって、俺は敬意を込めて兄のことを『兄オタ』と呼ばさせてもらってる。

 
 兄オタが帰ってきたようだ。
「兄オタ。どこ行ってた?」
「本屋だぞ。」
「・・・・」
「ん?どうした弟よ」
 兄オタは首をかしげる。
 俺は言ってやった。
「兄オタは本とか漫画以外に外に出る用事は無いのか?」
「そんなことはないんだが・・・・」
「もういいよ早く部屋に戻って読めば?」
「そうだな。弟は俺が読んだあとに読むか?」
「別にいいよ、遠慮する。」
 オタクが買うものに興味などない。
「じゃあ勝手に読んでおくよ。●ンピース。」
「・・・・・・・やっぱ読む。」
「え?」
 なんか恥ずかしかった。