まだ八順だった。ドラは四筒。
通常なら焼き鳥のラス目であることも考え、九筒を落としてタンピン三色にまで伸ばしていきたいところだったが、私はノータイムで四筒を切り飛ばした。
狗藤がチラ、と打ち出された牌と私の顔を見比べた。
「それ、ドラだぜ」
「知っている」
その時、狗藤の手牌はこうだった。
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