それは描かれる女の子のお話で。
女の子は決して自分でなにかをきめることはできないよ?
女の子はとてもとても、ああ、それはそれは理不尽なんだ。
描かれる存在だからね。
だからある日、女の子はお願いしました。
女の子の世界は描かれているもので。
けれども、この世界の神様は何を考えているのだろうか?
女の子が一人いるだけの。
うんうん、真っ白なんていう言葉ですら絶対に間違ってるのに。
何もないっていう言葉も、女の子の世界にはないのでした。
ソノオネガイモ、オネガイサセラレテイルトハシラズニネ。