Neetel Inside 文芸新都
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僕の日記
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●月●日(雷) 天気 お日様



今日は家に亮が来た

亮は大きな箱を抱えて来た

Xb●x360だった

僕はすぐに亮を家に入れた



「お前の家でXb●xやらせろや」



そういうと亮はすぐにからまったままのコードを繋げた

無断でTVをつける亮に僕はこう聞いた


「どうして僕の家でやるの?」

「俺の家でやると電気代がかかるから」


そんなの僕の家もそうだ

そんなことに構わず亮はさっそくゲームをやり始めた

何をやり出すかと思ったら

TVには胸が以上にでかいお姉ちゃんが沢山映っていた

近所の仁井斗兄ちゃんが見たら

「萌え~」

と鼻息を荒くしそうなお姉ちゃんたち

パッケージを見せて貰うと

18禁ではなく15歳以上対象だった

ちなみに僕たちは12歳の小学生だ

きっとエロゲーを買おうとしたけど店員に止められ

仕方ないからとりあえずエロそうなこのゲームを買ってきたのだろう

ちょっと気になるお年頃だが亮は違う

こいつはちょっと早い厨2病患者なのだから

亮が鼻息を荒くしてゲームをしていると姉ちゃんが部屋に入ってきた

姉ちゃんは母さんに

「亮君が発作を起こしている」

と告げた

姉も亮が厨2病患者と言うことを知っているらしい

     

●月■日(魚) 天気 蜘蛛


亮が

「コンビニ行こう」

と誘ってきた

仕方がないから一緒に行った

入ると亮はビニ本に向かい何か一つ選びあぐらをかいて座るとすぐに店員のおっちゃんが殴りに来た

亮は


「立ち読み禁止だから座って読んでるんです」


と怒鳴ていたが僕は他人のフリをした


「子供がこんなモノ読むんじゃない」


とおっちゃんが取り上げたが亮はすぐに新しいビニ本を取って


「僕は保体の勉強をしているんです、邪魔しないでください」


と言った

亮は無理矢理外に出されても

窓越しのビニ本を舐めるように眺めていた


すると亮はなにか思いついたかのように



「駅前にいこうぜ!!」



と言って僕の腕を引っ張った

駅に着くとそこには

こどもに相応しくないものはここに入れてください

というゴミ箱があった

亮曰くここにたくさんのエロ本が詰まっているらしい

そこにゴミ収集車が来てすべてのエロ本を回収してしまった

亮は


「貴様! 許さんぞ!!おれの邪気脚をなめるなよ!!」



と叫びだしゴミ収集車を追いかけた

その邪気脚というものは何処についているのだろうか?

前か後ろか右か左か

どれにせよ僕は脚が3本もあって走りにくくないのかなと思った



       

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